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ガソリン携行缶は10Lがおすすめ!防災にも役立つ便利なアイテムを使ってみた。

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ガソリン携行缶

 

 

はじめに

 今日は暮らしに役立つものガソリン携行缶についての記事です。

普段あまりなじみのないこのガソリン携帯缶ですが、京都市のアニメ制作会社で起きた放火事件でいっきに検索されるキーワードになりました。このガソリン携行缶の本来の目的は、発電機や車などにガソリンを入れるときに使ったり、災害時のガソリンの備蓄に使ったりすることが正しいです。

 

ガソリン携行缶は防災の面でとても役に立ちます。特に東日本大震災では、震災直後は所要な道路が通れなくなり、ガソリンスタンドにガソリンが届かないといった状況になりました。また、購入までに長蛇の列ができたり、供給不足になったといったニュースが報道がされました。

 

 

なぜ携行缶を購入したの?

3年ほど前に起きた出来事をお話しします。2016年、4月14日の21時26分、熊本県阿蘇地方でマグニチュード6.5の地震が発生しました。

私は大分県のとある都市に住んでいます。地震発生直後、ものすごい揺れを感じました。それから2日後の16日、朝3時55分に今度は大分県中部でマグニチュード5.3の地震が起きました。これは熊本県で起きた地震に誘発されたものだったのですが、携帯の地震速報で目が覚め、数秒後には今までに経験したことのないような、ものすごい揺れを感じました。

 

街には消防のサイレンが鳴り響いて、急いでテレビを付けました。私が住んでいる都市を含め、近隣の市町村が大変な被害になっていました。まだ2歳だった子供をすぐに毛布にくるみ、家を飛び出し安全な場所に避難しました。

 

そのときもガソリンスタンドが一時混乱しました。こういった緊急時はガソリンを確保しなければ!という人間の心理が働くのかもしれません。やはりガソリンは私たちの生活になくてはならないものなのですね。

 

普段、車で行けばすぐに給油ができるという生活に慣れていましたので、東日本大震災と今回経験した熊本大分地震を教訓に、このガソリン携行缶を購入しました。

 

どんなもの?

まず、私が購入したのはこちらです。どのメーカーの商品もだいたい似ています。

ガソリン携行缶

 

一般的に売られているガソリン携行缶は、色や形が似ています。色は赤が多いです。最大容量や材質なども消防法で定められています。

特に材質は亜鉛メッキの銅板ステンレスのものが多いです。銅板の厚さは1mm以下です。それでも頑丈で硬いです。それだけしっかりとした作りになっています。

おそらく、ハンマーでちょっとたたいたくらいではビクともしません。それだけ頑丈にできています。ホームセンターなどで売られている容量はだいたい小さいものは5リットルから、大きいものは20リットルのものまであります。

 

 

値段は販売業者により違いがあります。高いからといって機能面に違いがあるわけではありませんし、好みで買われて良いと思います。横に貼ってあるシールは危険物保安技術協会の国内審査(KHK)合格しましたよ!という認定証です。

 

ガソリン携行缶

試験確認済の証明書が貼ってあります。

 

 

携行缶への給油方法は?

フルサービスのガソリンスタンドでスタッフさんにお願いします。取り扱いは甲種危険物取扱者の資格を持っていないと給油できません。自分は資格を持っているよ!という方でも、法律や条例に違反しますので、トラブルを避けるためにもスタッフさんにぜひお願いしましょう。

 

携行缶から給油物に給油する方法は?

ふたはしっかりと開閉できるように少しデコボコとした構造です。右に回すと閉まり、左に回すと開きます。ちょうどドアノブと同じですね。手にちょうどフィットして握りやすくなっています。

入口はペットボトルの底ぐらいの大きさがあります。そこに写真にある付属のノズルを取り付けます。おしりのねじ(エアー調整ねじ)を左に回し緩めます。そこから空気が入ることでガソリンをスムーズに注ぐことができます。

このねじを閉めていると、ガソリンが波打ってこぼれる原因となります!ノズルを給油物の入口にセットし、少しずつ傾けます。そうすると、ガソリンが給油できます。給油後はこの逆の手順で終了です。

ガソリン携行缶

給油口

ガソリン携行缶

エアー調整ねじ

おすすめの容量は?

 10リットルの携行缶がコストパフォーマンスが一番良いです。メリットは、このサイズであれば満タンに入れた場合、女性の方でも1人で持ち運びができます。

車で近隣に避難しなければならない状況でも、10リットルあれば、給油してから150~200kmは走行できます。

5リットルの携行缶では少し物足りないのと、不安な面があります。特に、発電機などを持たれている方は、携行缶でガソリンを確保されていると思いますが、ヤマハEF2500iなど少し大型の発電機では、9リットルのガソリンがあった場合、使用できる時間はエコノミーモードで約13時間、定格負荷で6時間ぐらいしか使用できません。

 

20リットルの携行缶もありますが、サイズも大きく、収納と持ち運びの面ではあまりおすすめできません。満タンに入れた場合、重さは20kg以上になります。

災害時はライフラインが復旧するまでの間に使用できればよいかと思います。そう考えると10リットルの携行缶が一番使いやすいと思います。もし、大きいサイズでも大丈夫!という方はそちらを購入されて、ガソリンの量は調整されてもいいかもしれません。

 

 

保管方法は?

 風通しの良い場所で、静電気が発生しにくい場所です。ガソリンは揮発しやすく、空気よりも重いので倉庫などに保管する際は注意が必要です。

 

保管期間は?

1ヶ月~1年の間で考えた方が良いです。ガソリンは劣化していきますので、いざ使うというときに使えない状況は避けたいものです。

私の経験では携行缶に1年間保管しておいたガソリンをヤマハの発電機に給油し、使用してみましたがエンジンもすぐに掛かり、動作は問題ありませんでした。

 

新しいガソリンに入れ替えるには?

ガソリンをいつも新しい状態にしておくための方法は、車の給油に使用することです。スタンドに行く前に携行缶から車に給油し、携行缶を空にしておきます。ガソリンスタンドで車に給油しているときに、空の携行缶をスタッフさんに渡して給油してもらえば、時間と手間をかけずに新しいガソリンが確保できますね。

 

まとめ

 災害はいつ起こるかわかりません。今一番気になることは南海トラフ地震です。

今後30年以内80%の確立で起こると言われています。80%と言えばほぼ起こると考えてよいと思います。

今回、熊本大分地震を経験したことから、私の中で防災意識も高まりました。まずは生活に必要なガソリンの確保「ガソリン携行缶」を準備することから取り組んではいかかでしょうか。